Sunday, October 18, 2009

ネコと子供とゆきと穴ぼこ


どうも最近ミスキティがやたら可愛いなー必要以上につきまとってくるなーって思ったら、
別にゆきと一緒に居たいからというわけでもなく、きっと寒いからだね。
ゆきがどこに行こうともひょこひょこ着いてきて、ひょこっとひざの上に乗っかって寝始める。彼女のせいで何度も昼寝をするはめになったことか。。

でも可愛いからいいや。

子供たちもさ、可愛く作られてて本当によかった。奴らが可愛くなかったら誰も育てたいって思わなくなる。どんな動物でも子供って可愛いじゃん、それってやっぱり生きる術のひとつだと思う。

仕事場の子供達から、”アイラブユー”ってたまに言われる。
ものすごーくキュンとくる。キュンとか使うのもなんだけど、それがぴったりな気がする。
ラブの意味を分かってないとしても、ただ単に言ってるのかもしれないけど、
嫌いな人に対しては絶対に使わない言葉だし、彼らの生活の中にゆきはいるんだなって確信する。愛してあげないとって思う。愛って大きな言葉だけど、そんなに大げさにする必要もないし、いろんな形の愛があっていいわけで、他人の子供を愛しても別にいいと思う。

そんな子供達に囲まれた生活が3年以上。先生になる気もない自分にとって、この仕事が将来になんて関わらないの分かっていながらも続けてきた仕事だけど、よくよく自分を振り返ってみると意味がなくもなかったかなと思う。

最近就活?的なことをしてて、いろんな企業のこと調べたり、企業がどんな質問をしてくるかとか見てるんだけど、やっぱり独創力、想像力、メンタルタフネス、、そうゆうところが重視されてる感じが見える。大学で勉強してることをどれだけ発揮できるかなんて聞くところはひとつもない。

たかが二十何年しか生きてきていないけど、まだまだ何も知らないけど、基本は自分なりに結構押さえてきてる気がするんだ。

人の始まりとも言える農家での仕事もしたし、
人が生まれてからすぐの生活もデイケアを通して見てきてるし、
成人と接する接客も物売りも飲食もホテルも風俗も経験してきたし、
人が亡くなってからの場面、霊園での仕事もしたし、

よくよく振り返ると人の一生に関わってきてるんだって気がついて、ちょっと自分でも驚いてる。何事も基本。
バカの壁(養老孟司著)だったかな?ずっと前に読んだからよく覚えてないけど、(間違って違う本の例えだったらごめんなさい。。)すごく印象にある例えがあって、

人は目の前にある穴ぼこを埋めていくのが仕事。
新しい穴ぼこを次々に作っていても人々は転ぶだけじゃないか。みたいな話の例えがあった。
すごく同感したし、それ以来いつもその穴ぼこを埋めることをよく考えてる。
新しいこと、すごいことをするのはかっこいいけど、
結局は誰かがその穴を埋めないとみんながちゃんと歩けない訳だし、
みんなが歩けないとみんなは幸せになれない。
じみだとしても、穴ぼこを着実に見つける技術と、穴ぼこをきれいに埋める技術を着実に身につけるほうが、
世の中ではうまくやっていけるみたい。

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